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母が娘に覚醒剤勧める 売春も強要

2011/09/21 19:13 産経新聞

北海道警に8月、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕された札幌市の16歳の少女が、調べに「母親に勧められて覚醒剤を使った。生活費や母親の覚醒剤代を稼ぐために、売春をさせられた」などと供述していることが21日、道警への取材で分かった。家裁送致され、22日、少年審判が開かれる。

少女の逮捕容疑は8月中旬、自宅で養父(35)に注射され、覚醒剤を使用した疑い。養父も同容疑で逮捕された。母親は約3年前、同法違反(使用)の罪で実刑判決を受けている。

道警によると、少女は小学6年のころから母親に「金を稼いでこい」と命じられて売春を繰り返し、手に入れた1回1万円程度の金を全額母親に渡していた。今年6月ごろに体調を崩した際、母親に「すっきりするから」と勧められて覚醒剤を使い始め、10回ほど養父に注射されたと話しているという。


胸を締め付けられるような何とも痛ましい事件です。人を人とも思わないような残虐さは他人に対する場合などは未だ理解の範疇ですが、母親が我が子に小学六年生の時から売春を強要していたなんてどう考えても正常な精神状態ではない。

将来に希望を持てない状況になった時に取る人間の行動は、人知では計り知れない何かが脳内で起こるのだろう。感情や理性のバランスを崩した時の人間は、一瞬でも理不尽な世の中から開放されたいと思い、投げやりになる事がある種の楽な状態になるのかもしれない。

世界では休む事無く、食料、資源、水等を巡って熾烈な争いが繰り返されている。どの国も一時も目が話せない状況に置かれている。何をするにしてもお金が掛かり過ぎる世の中になり、生きる事がとても大変な時代となってしまった。

100万もするような腕時計や高級調度品の売り上げがデパートに戻って来たというニュースを昨日の新聞で目にしたが、富める者と貧しき者の差が極端になりつつある世の中は弱者にとって暮らし難いものである。

「日本国民は健康で文化的な生活を営む権利を有す」と憲法にはっきりと謳っているのだから、税を或いは富みの再配分を同胞に対してしっかりとやって欲しいものである。

安定した生活を保障されている官僚や公務員が我先にと更なる利権の誘導に走るのは、弱者に対する裏切り行為である。行政という権力権限を与えられるという事は、正しく使える人である事に勤めなければならないのである、その権力を利己に決して使ってはならないのです。

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