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ネーミングの勝利

六本木に程近い広尾にあるOsteria Luccaというイタリアン・レストランへ家族で行ったついでに広尾の町を散歩しました。界隈にはドイツ大使館等もあり、外国人が多いのにびっくりしました。

すぐ近くに有名な有栖川宮記念公園があります。汐留にある桂離宮公園と同規模の立派な公園です。明治中期に生きた有栖川宮親王は、左大臣であると共に参謀総長を勤めた凄い方です。

その公園内には東京都立図書館があります。遊園地では国際色豊かな親子連れが一杯で、ジャングルジムやすべり台で楽しく遊んでいるのがとても微笑ましく思えました。又その一角にはテニスコートや野球場まであるかなり広い敷地です。

商店街を歩いていて箸屋があり、そのショウウインドウの中のある商品に目が留まりました。プロ野球12球団の名入り箸です。折れたバットの材料の再利用をうたい文句にしているのですが、そのネーミングがしゃれています。思わずカープの箸とボールペンを買いました。

箸=かっとばし

箸置き=ベンチ

ボールペン=ブルペン

靴べら(バットのグリップエンドを加工)=すべりこみ

その遊び心あるネーミングに惹かれて店内に入ってみると、そこには10センチほどの喰い初め箸から、還暦(かんれき)、 70歳 古希(こき)77歳 喜寿といった祝い歳にちなんだ箸まであります。

店員さんに「全てはお店のオリジナルですか?」 と尋ねると、『はいそうです! 当社は箸の専門メーカーなんです』という答えが返って来ました。帰宅してネットで調べてみると、福井県小浜市に本社がある年商10億の会社である事が分かりました。広尾の店はその直営店だったのです。

箸だけで年商10億の会社にまでなれるなんて、普通には想像する事すら出来ないと思います。何でもない散歩から思いもかけない学びの材料を得る事が出来、今日は何万円の講習会へ出席したより価値のある一日でした。

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