トップノウハウ理想のスピーカーセッティングスピーカーセッティングに於けるイメージ

スピーカーセッティングに於けるイメージ



「発想を変え、一旦最悪の音を求めてみる

 その部屋に於けるスピーカーのベストポジションを見つけるのに、

 何がどうなっているのか?、物の理屈が分っていないと良い音は導き出せません。

 この際、発想を変えてみては如何でしょう。

 逆に最悪の音を一旦求めてみるのです。

  フラッターエコーが最大になるポジションを・・・。

 「そんな音はまっぴら御免だ!」

 というのが分ってくるのではないでしょうか。

  そうすれば、良い音というものが見えてくると思います。


「音の反射はマリ突きのイメージ
 
 皆さんマリ突きを思い起こしてください。

 そうです、ボールを手の平で繰り返し地面に向けて突くやつです。

 ボールが上がろうとしているタイミングに突くと、エネルギーが殺がれてしまいます。

 それを部屋の中でやってみようというのです。


 実際にマリ突きをやるのではありませんよ。

 スピーカーを手の平に見立てて、

 正対する壁が地面に相当します。

 そして、スピーカーが突き動かす空気がこの場合はボールに相当します。
 
 この際、下手に振り角をつけて良い音を出そうと思わない事です。
 
 もちろん、スピーカーは壁に正対して置きます。


 そうすると、壁に当たって反射した空気は、

 スピーカーがまた突こうとしている空気ともろにぶつかります。

 この時に、どのタイミングでマリを突いたか、音でイメージして頂きたいのです。


「反射の繰り返しが「カイザーウエーブ」です

 1. 跳ね返った上がり気味の時なのか?。
 2. 頂点近くの力が萎えている時なのか?、その中でも登りなのか?、下りなのか?。
 3. あるいは、ちょうど頂点に達したニュートラルポジションなのか?。


 実は、この繰り返しが「カイザーウエーブ」の原理なのです。

 もう、イメージ出来たでしょう。

 絶好調の時に、「波に乗る」という言葉を使いますよね。

 そうです、貴方の部屋のどのポジションにスピーカーを置いた時が波に乗った時なのでしょう?。


 ・   1.の時にはモロにぶつかり合ってキツイ音がするでしょう。

 ・   2.の場合ですと、恐らくゆるゆるの力の無い音でしょう。

 ・   3.ですとニュートラルですから、スピーカーがどんな微弱な動きで空気を撫でても聞き取れるでしょうし、また強く叩いても、そのまま正直に反応してストレスは発生しないでしょう。


 すなわち、3.の状態が「カイザーウェーブ」に乗った状態です。また、「カイザーゲージ」に描かれてある青い波のすべての場所で周波数エネルギーバランスに違いがあって、音が千変万化するのです。


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