トップ>ノウハウ>理想のスピーカーセッティング>測定器で音楽は測れない
測定器で音楽は測れない
|
|
|
|
|
|
|
|
|
「参考程度にしかならないマイクでの測定 |
|
|
|
|
|
「ピー」とか、「ガー」とか、ある特定の周波数を単発信し、その音をマイクで拾い、部屋の周波数特性を測り、そのデーターを元に音をチューニングする手法がありますが、それでは音の大きさは測れても肝心な音楽を測る事は出来ません。
そのグラフ上に現れるレベルを見ても、当然の事ながらリズムやメロディー、そしてハーモニーといった音楽に必要な三要素の何一つ測れるものではありません。
音楽には沢山の周波数が入り混じっています。いくら頑張っても測定器ではその複合音を同時に測る事(識別)は不可能です。
仮にその部屋のピークとディップの特徴が分かったとしましょう。
それでも、何を用いて、どんな手法で、何を目指して進むのでしょう。
ある理想のf特パターンに対して、重ね絵のように合わせ込んで行くのでしょうか。
それに近づけば良い音と言えるのでしょうか・・・。
グラフ上には決して音楽のプロミスランドは描かれていません。
|
|
|
|
|
|
「人間は幾種類もの複合音を瞬時に聞き分けます |
|
|
|
|
|
でも、人間はその複合音の中にどんな楽器の音なのか、誰の声なのか、幾種類もの音の違いを瞬時に聞き分ける事が出来るのです。
この違いこそが測定器と人間の決定的な違いです。
今鳴っている音のどの部分がどの程度不自然なのか、また、どのような傾向にある音なのかを、今までの音楽体験の中から私達の脳は瞬時に比較判断します。
この感覚と感性を元にステレオの音は調整されるべきです。
|
|
← Back Next → |
|
|
|
|
|