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FMアコースティックでJBL-66000を鳴らす (動画)

『上海のオーディオファイルの中で一二を競う音のお宅です!』 と通訳役のZ氏に教えられてのW氏宅訪問です。JBL66000をFMアコースティックのアンプで鳴らしているバリバリのハイエンダーで、以前はオートグラフを使っていたのだそうです。

お住まいのマンション一体は、明らかに特別区と思わせる雰囲気を醸しています。その入り口には警備員がいて、厳重なセキュリティーが施されているのが伺い知れます。

訪問前の私が持っていた知識の一つとして、内陸部からの出稼ぎ組みの人達は、上海の市民権を手に入れる事が出来ないというものですが、こういったところにその現実が現れているのだろうと思いました。

ハリウッドのビバリーヒルズとまでは行かないも、中庭に止まってある車に目をやれば、如何にお金持ちの人達が住んでいるのかが一目瞭然です。部屋に案内されると、愛情を一身に受けて育った、その美しい佇まいをしたオーディオシステムが私達を迎えてくれました。

全身に張り巡らされた敏感且つ優秀な、

オーディオセンサーの針が俄かに振れ始めました。

66000の設置角度たるやパーフェクト! 

凛とした立ち姿からは輝きが放たれています。 


それとは反対に、

何度も試行錯誤を繰り返したであろう、

苦労の跡も伺い知る事が出来ます。

こんなシステムに出会えるのは、

ステレオ屋冥利に尽きると共に、

クリニックのやり甲斐を感じます。

そうした様子をお伝えするには、

活字では自ずと限界があります。


本クリニックに関しては文字で語る事は控え、

動画をメインにしました。

前代未聞の会話内容や迫真に迫る映像、

そして、艱難辛苦の末に体得した、

数々のセッティング秘法をご覧頂きたいと存じます。


今回の上海オーディオクリニックツアーの取材には、

ノンフィクション作家のJ.T氏が、

カメラマンと音声の両部門を買って出てくれました。

武芸者のような己の鋭い眼光と、

鬼気迫るその凄い集中力に、

自分で自分の映像を見て驚きました!


高画質で見るには、右下の歯車マークを押し720Pにして下さい

ハリー・ベラホンテが歌うダニーボーイのクリニック前と、

クリニック後の表現力の深さを聴き比べて頂きたいと思います。


又、クラシックのチェロ協奏曲も弦の倍音が乗って、

よりふくよかになった音の違いが、

処置前と処置後ではっきりと聴き取れます。


高画質で見るには、右下の歯車マークを押し720Pにして下さい

 

『貝崎先生のオーディオクリニック技術に脱帽しました!』 

と言って、おどけながら握手を求めるWさん。

大変ユーモアのある方です。

最後の夜に私達を豪華な上海料理で歓待してくれました。

とても、とても美味しかったです。

中国人は酒席でもてなす

という話を聞いていましたが、

正にその通りでした。

Wさんと私は冗談を言い合える仲になり、

再会を約束どころではなく、

「15回は会いましょう!」

とすっかり意気投合しました。

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