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その28 North Star Design 192をモディファイ
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東京試聴室で使っているDAコンバーターはイタリア製のNorth Star Design 192です。ちょっと前までは、オーディオ機器でイタリア製なんて、性能云々よりその姿すら見る事はありませんでした。
そのイタリア製品が日本で初めて脚光を浴びたのは、20年ほど前にデビューしたソナース・ファベールのエレクタ・アマトールでしょう。
それ以来徐々に本領を発揮し始め、今では音楽性豊かな製品ならイタリア製に注目せよと言っても良い位になりました。
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モディファイ内容 |
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話題を冒頭のDAコンバーターに戻しましょう。その192の情報量や解像度は並ですが、イタリア製だけあって音楽表現に優れています。
息子がそれを『モディファイしてみよう』と言い出したので、その模様を公開してみたいと思います。
ボンネットを開けてみますと、二つのトロイダルトランスが目に入ります。それと大きな1枚の基盤で構成されています。触れる所は限られています。
先ずは、当社の得意とする振動をテーマに考えてみます。かつて、大反響をもたらした、マランツのアンプ(PA-01)のモディファイの基幹は、トランスの下に入れたローゼンクランツのインシュレーター(MB-18)にありました。
ドーナツ型のトランスですから、底板に向けて真ん中に一本のネジで閉め込んであるだけです。そこにMB-18を介して止めるのです。その際、上下に挟んであったゴムマットのマッチングと方向性をチェックも怠りません。
次にACインレットからの引込み線を更にグレードアップします。使用する配線材はMusic SpiritのBasic1に決めます。もちろん拘りのその長さはカイザー単位の157.5ミリです。
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更に素晴らしい音になりました |
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モディファイ後の音の感想ですが、具体的に どこがどうなったかというより、一番変わったのはトータル面での音質向上です。元値は約20万円ですが、確実に70〜80万円ぐらいの商品に負けない位の音になったと思います。
敢えて言うなら、f特が伸びたように感じます。これは基音、倍音がきれいに乗るようになったからだと思います。それと各楽器の分離と明瞭度もかなり上がりました。もちろん、元々優れていた音楽性にも磨きが掛かりました。
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