目下当方の仕事の脚であるメルセデス W124 300TE '91。現在の小型軽量化されたエンジンとは比べものにならない重たいエンジンとミッションを支えるゴム製のブッシュは購入時に交換してもらった。入手後かれこれ7,000キロほど走っただろうか、その効果が徐々にそしてここへきて一気に出て来たようだ。
信号待ちで止まっていても、アイドリングストップの車と勘違いするほど静かでピクリともしないのだ。納車されてすぐの時はエンジンの不整脈で悩まされたが、今では完璧に払拭されたようだ。
新車時の本来のパフォーマンスこそ知らないが、原因を突き止めしっかりと対策してやればかくも蘇るものか・・・。さすがベンツと感心するばかり。私の仕事のパートナーとしてこの上ない相性に喜びを噛み締めている。
それは! それは! 感動モノである!
人間とは違って機械は正直である。
今後更に精一杯の愛情を掛けてやりたい。
理に適った振動のメカニズム
大きな振動はフレームを通り足回りを介してタイヤから大地へ。もう一つはボディーの薄い鉄板を通して大気中へと蒸発するが如く放たれるのである。それらの行き帰りの振幅メカニズムがリズムを奏でるように周期が合ってきたからでもある。
4サイクルエンジンの吸入・圧縮・爆発・排気とも似ているし、人間の呼吸メカニズムにもそっくりだ。即ち、振動の逃げ道であり放出メカニズムが完璧である証拠と言えるだろう。又、これらの一連の運動であり辿る道はオーディオメカニズムと何ら変わらない。即ち生命の営みそのものなのである。伝統ある組織の教育や訓練を受けたかのような統率感にも似ている。
止まっている時がそうであるように、走りそのものはもっと素晴らしい。タイトルにあるように、“惚れ惚れする”という形容がピッタリなのだ。前に向かって気持よく走る感じはリズミカルでしなやかという言葉以外に見当たらない。
どんな運動にも素晴らしいパフォーマンスを発揮する、陸上の王者と呼ばれる十種競技の選手のようだ! と言えば、解って貰えるだろうか。W124 300TEは本当によく出来た車である。
又、特筆すべきは、左右・横方向への身のこなしだ。レーンチェンジ時の腰から動く感じの流麗かつ確実な身のこなしは見事である。四足動物の足の運びをイメージした加速度組み立ての成す技なのである。
天性という言葉しか思い浮かばない、
この四肢加速度組み立ての身のこなしは、
世界中のどの車にもないではないか?!
この感動を車好きの人達に届けたい!
今日を機に車の事業を立ち上げる決心がついた!
その足掛かりとして、メルセデスベンツW124・W126用のホイールボルトとインシュレーターをエコブラスで製作中である。カイザー渾身の作として1/100の精度で図面を描いた。先ずは「隗(貝?)より始めよ!」である。マイカーで試すのが待ち遠しくて仕方がない。
オーディオと車こそ人間が作った工業製品の二大横綱だと私は思っている。
その工業製品を芸術品のレベルにまで引き上げるのが私のテーマである。
別の言葉にすると命と魂の注入である。
現在、クラウンとルノー・サフラン2台の加速度組み立て予約が入っている。
四肢加速度組み立てに興味を持たれたら、
私貝崎までお気軽にお問い合わせ下さい。
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