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三次元スピーカーの導入



 BOSS導入、それから

 年はじめにBOSSを導入して以来、他に何一つ購入せずひたすら聴いては調整を繰り返していました。約8ヶ月そうした日々を過ごしました。一日に調整する箇所を一つと決め、気が済むまで毎日やってました。

 一度ベストだと思った位置も、しばらく聴いているとやっぱり変、何か違う、どうしたらこの違和感を解消できるのか?どうしたらもっとよくなるのか?それをセッティングだけでだしてやろうと思っていました。


 スピーカー買い替えに至るまで

 毎日毎日、よくなっては悪くなり、悪くなってはよくなってを繰り返しです。しかし、らせん階段を上るように、上から見ると単に回ってるだけでも横から見れば時間の経過とともに上っていってるわけです。ですが、どうしてもどーしても向かって左のSPからでる音のほうが大きく感じられて、悩みました。

 やればやるほどSPそのものの問題な気がしてきたのです。買い替えは簡単ですが、現システムのセッティングのみである程度までやるという目標が崩れてしまうのです。それに買い換えて解消する問題かは疑問です。

 セッティングにあくまでこだわるのは、自分の経験として確信があるからです。その経験というのは趣味で乗っているバイクからなのですが、「カスタム」という言葉があると思います。カスタムというのは純正部品をアフターパーツ(社外品)に変えて楽しむという意味だと思います。

 そうして楽しむ人の中にはパワーが欲しいとか、ブレーキの効きをよくしたい、という人たちも当然います。そういう人たちのとる行動というのはほぼ9割方決まっていて、排気量アップやブレーキそのものの交換に走ります。

 この辺が自分としてはオーディオとバイクでオーバーラップするんです。つまりパワーがない、ブレーキが利かないというのをモノのせいにしているのです。純正でついているものを変える前にやることがあるでしょ?と言いたいのです。

 バイクで言えば整備及びセッティング、オーティオで言えばセッティングです。これをやらずして、あれが悪いこれが悪いとモノのせいにして別のものに変えるのはナンセンスです。街中を走る原付やバイクを見ていて、よく整備してあるなと思える物はまずいません。(外装がボロいものは単純に整備していないとは言い切れません。)

 外から見てそう思うくらいですから中はどうなっていることやら、かわいそうと思ってしまいます。大きくてかっこいい大型バイクも同じです。外はピカピカでもまともに整備している人は1割もいないと思ってくれてよいと思います。

 そんなわけで買い替えに躊躇していましたが、やっぱりSPが問題な気がするので買い替えしました。


 インプレッション(貝崎社長宛メール抜粋)

 いままでのスピーカー(デノン SC-201SA)でもセット次第ではかなりいいところまでもっていけたと自分なりに自信を持っていたのですが、まだ大まかなセットで「これだけの音が出るとなるとすごいことになりそうだっ。」

 ということでちゃんとセットしようと思ったのですが、最初はどうしても前のスピーカーとポテンシャルが違いすぎてなんだか訳がわかんなくなっていましたが、何時間か聴いているうちに飲み込めてきました。

 ただ日曜日の今日までスピーカー背面のアッテネータの設定が良く分かりませんでした。適当にいじっているうちに空間の時間軸を合わせるのと同じじゃないかと思い始めました。それで少しずつ微調整しながら聴いていると、ワォ、エクセレント。

 前のスピーカーと比べて音の立体感は凄いし、楽器ひとつひとつしっかり聴こえるし、リアルになったし、悪くなったの一つもないのに、ずっと聴いているともっと良くならないかなぁと思ってしまいます。


 スピーカーではなくタンスが悪さをしていました

 結局SP変えても左のレベルが大きくなる現象は収まりませんでした。システムそのものより左SP直前にあるタンスが悪さをしていました。

 このことに気が付くのには大分先のことになりますが・・・、それでもセッティング次第で気にならないレベルにできていたことからSPの問題が大きかったかもしれません。

 しかし、今の自分が当時のSPでセッティングしたらもっとよくできたと思います。だから三次元スピーカーを導入したのはある意味失敗したとも思っています。単によい環境を実現したいのなら自分でやらなくとも、クリニックにて実現して頂けることだとは思いますが、自分の目指すところは感じ取る感性を養うことにあります。


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