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ま行




 満身創痍(まんしんそうい)
 体じゅうが傷だらげであること。転じて、徹底的に非難を受け、傷めつけられること。

 満場一致(まんじょういっち)
 その場にいる人みんなの意見が一つにまとまること。

 満目蕭条(まんもくしょうじょう)
 見渡す限り一面に物寂しい情況であること。



 蜜月旅行(みつげつりょこう)
 新婚旅行。ハネムーン。

 三日天下(みっかてんか)
 きわめて短い期間しか政権・実権を保持できないこと。栄華をきわめることの長続きしないたとえ。三日大名。

 三日坊主(みっかぼうず)
 物事に非常に飽きやすく、何をしても長続きしないこと。また、そのような人をあざけていうことば。

 名詮自性(みょうせんじしょう)
 名はその物の本質をみずから表すということ。名は体を表すのたとえ。

 未来永劫(みらいえいごう)
 これから先、いついつまでも長い年月のこと。



 無為徒食(むいとしょく)
 仕事もしないで、ただブラブラとして遊び暮らすこと。

 無位無冠(むいむかん)
 位階も官職も持たないこと。また、その人。

 無為無策(むいむさく)
 何の対策もなく、手をこまねいて、ただ見ているだけであること。また、そのさま。

 無我夢中(むがむちゅう)
 ある物事に心を奪われ、自分を忘れ、他のことをいっさい顧みないこと。

 無芸大食(むげいたいしょく)
 すぐれた才能もなく、何一つりっぱなこともできず、ただ食べることしか能がないこと。また、そのような人をあざけっていうことば。

 無私無偏(むしむへん)
 人と接するときにまったく私心がなく、公平で偏りがないこと。

 無色透明(むしょくとうめい)
 色がついておらず、透き通ってにごりがないこと。比喩(ひゆ)的に、考え方や立場がいずれにも偏っていないこと。

 無知蒙昧(むちもうまい)
 知恵がなくて、愚かで、道理に暗いこと。また、そのさま。

 無茶苦茶(むちゃくちゃ)
 まったく筋道が通らないこと。また、悪いことの程度が並み外れていること。

 無二無三(むにむさん)
 わき目も振らず、物事をひたすらに行うこと。一心不乱。

 無念無想(むねんむそう)
 仏教で、あらゆる雑念がなくなって、心の中で何事も思わないこと。無我の境地に入ること。

 無病息災(むびょうそくさい)
 体のどこにも病気がなく、健康で、無事であること。また、そのさま。

 無味乾燥(むみかんそう)
 内容に少しの味わいも面白みもないこと。味もそっけもないこと。また、そのさま。

 無欲恬淡(むよくてんたん)
 すこしも欲がなく、あっさりとしていて、物事にこだわらないこと。

 無理難題(むりなんだい)
 とても解決のつきそうにもない、また実現不可能なむずかしい問題。道理に外れた言いがかり。

 無理無体(むりむたい)
 相手の意向を無観して、物事を強引に行うこと。また、そのさま。



 明鏡止水(めいきょうしすい)
 (曇りのない鏡と、止まって澄んだ水の意から)心にわだかまりや邪念がなく、澄み切っていて静かな心境。

 明窓浄机(めいそうじょうき)
 (明るい窓と、清らかな机の意から)明るく清潔で、勉学するのに快適な書斎このと。

 明哲保身(めいてつほしん)
 才知にすぐれ、物事の道理によく通じていて、自分の身を誤ることがないこと。

 明眸皓歯(めいぼうこうし)
 美しく澄んだひとみと、白く美しい歯の意から)美人の形容。

 明明白白(めいめいはくはく)
 非常にはっきりしていて、すこしも疑わしいところがないさま。「明白」を強めたことば。

 名論卓説(めいろんたくせつ)
 りっぱな議論やすぐれた意見。

 滅私奉公(めっしほうこう)
 私心を捨てて、自分を犠牲にしてでも公のために尽くすこと。

 面従腹背(めんじゅうふくはい)
 表面では服従するかのように見せかけてへつらい、内心では反対していること。

 面壁九年(めんぺきくねん)
 長期間、わき目も振らずに勉学に励むこと。達磨(だるま)大師が、中国の少林寺で、九年間、壁に向かって座禅を組んで悟りを開いたという故事に由来する。

 面目一新(めんもくいっしん)
 世間に対する名誉や体面、世間かち受ける評価が、以前よりもよいほうへ変わること。

 面目躍如(めんもくやくじょ)
 その人の体面や名誉が、世間に対していっそうよくなり、生き生きとしたさま。



 孟母三遷(もうぼさんせん)
 子供の教育には環境がたいせつだということ。孟子の母が、子供が環境に感化されるのを恐れ、三たび住居を替えたという故事に由来する。

 孟母断機(もうぼだんき)
 勉学を中断してしまえば、何の役にもならないという戒め。孟子が学業半ばで帰郷したとき、母は織りかけの布を断ち切って戒めた故事に由来する。

 門外不出(もんがいふしゅつ)
 貴重な書画・書籍などを秘蔵して、その家から外へはけっして持ち出さないこと。

 門戸開放(もんこかいほう)
 外国に対して、自国の港や市場を広く開放し、各国と通商するのを自由にすること。一般に、制限をなくして自由に出入りすることを許すこと。

 門前雀羅(もんぜんじゃくら)
 (門前に雀が、網を張って捕らえることができるくらい群れており)訪れる人もなくて、ひっそりとして寂れているさまのたとえ。


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