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「電気の横綱(ナイアガラ)」と「振動の横綱(サウンドフロア-)」


 東の「電気の時間軸の横綱」がナイアガラとすると、西の「振動の時間軸の横綱」はサウンドフロア-ということになります。とうとう私の理想とするところの東西の正横綱を育て上げることが出来ました。この両横綱が揃えば鬼に金棒です。

 「アンプ」、「CDプレーヤー」、「スピーカー」がステレオの花形選手ですが、「理想の電源環境」や「理想の振動」=(反響も含む)ルームアコースティックが用意されない限りスター達も光り輝くことはありません。

 その両横綱を頂点とする間には今日高い評価のさまざまなアイテムがあります。インシュレーターを例にとってみますと、未来の横綱を夢見る新弟子のPB-BABYにはじまり、十両、幕内、小結、大関とそれは多士済々です。その層の厚さは圧倒的で9種類の14アイテムにも及びます。これだけ多くのラインアップを揃えているメーカーは世界の中でも恐らくローゼンクランツがトップでしょう。正に「インシュレーターの王様」と呼ぶにふさわしいものです。

 ケーブルに関してはつい1週間ほど前に完成させた5EX(Perfect)モデルの導入により、とうとう「音楽のルーツの地」に到達したみたいという表現をしましたが、まさにそのとおり。

 とにかく「リアルの一言!」

 どんな楽器も!人の声も!

 目の前で演奏している人の熱気を感じることが出来るのです。

 もちろん音楽の表現が変われば同じシステムとは思えないように、

 「鳴り方が豹変」するのです。

 そうです!誰が何と言おうと、

 この事こそが私にとっての一番大切な条件なのです。
 
 音色的に魅力のある音には過去にいくつか出会ったことありますが、きまって「ツボにハマッタら良い」という条件付のものでした。ですから必ず苦手の音楽をかけた時には、そのステレオの匂いが私には鼻について仕方ないのです。マラソン選手は土俵に上がっても様になりません。また、お相撲さんはまわしを締めて土俵に上がった時が一番美しいですが、マラソンのスタートラインに立った姿はこれまた頂けません。

 気の遠くなるような地味なことの積み上げなくしては、バランスのとれた魅力ある音を作り上げることなど到底出来ません。ちょうど1本の盆栽を30年かけて美しい物に仕上げていくのに似たところがあるようでもあります。


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