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電源ケーブル 生産終了 |
AC-3EX |
1.2m |
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\113,000 |
税込み |
\118,650 |
1.8m |
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\138,000 |
税込み |
\144,900 |
2.4m |
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\163,000 |
税込み |
\171,150 |
3.0m |
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\188,000 |
税込み |
\197,400 |
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低周波から高周波まで、瞬時に大量の電流を流し、時間軸を整えることを狙った、独自の理論によるハンドメイドモデル。念入りなシールドを施した設計で高い表現力を追及。
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A&Vビレッジ 52号 「マニアが聴きたがっていた電源タップ」を、若手ライターとその仲間たち6人によって10機種集中試聴した中から、ローゼンクランツの電源タップPW-3と電源ケーブルAC-3EX(3m)の試聴レポートです。
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試聴者 今井明、植木晴代、落合耕介、馬場健一、深川響司、村井裕弥
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● 今井明
(音が分厚く押し寄せてくるエネルギー感)
独自の理論と手法でさまざまな作品を送り出しているカイザーサウンドのタップとケーブル。タップは軍用と言っても通じそうな外見と質量、構造を持つ。ケーブルは見た目は極太だが重量と固さはそれほどでもなく扱いやすい範囲。音はまず低音を基本として全体的に分厚く、音のかたまりが押し寄せてくるようなエネルギー感である。だが、ダムほどエネルギー一辺倒でもなく、細かい音もよく表現する、どちらかというといぶし銀のような音である。音楽の聴かせ所を良くとらえた、まさに職人が作り上げた作品の音である。
● 植木晴代
(力強くしっかりして貫禄ある音)
なかなか斬新な、一種違うデザインですね。ケーブルの太さにビックリ!まるで大蛇のよう。このケーブルが18万円。ひぇ〜。金銭感覚が狂ってきます・・・・。力強くしっかりしていて、貫禄のある音だと思います。口笛の息遣いも良く聞こえました。全体的に音は大きめで、強弱の差がよりはっきり出ていました。高音の所が少し無理してるかな?とチラッと思ったんですが、ピアノの音は明るくてきれいだし、歌声も透き通って発声が良くなったと感じました。響きがきれいなんです。
● 落合耕介
(口笛の音と空気が区別できる)
「リビングストン・テイラー」では口笛の「音になっている部分と空気が抜けていく部分」がはっきりと区別出来る。これは聴き手によっては「スースー」と下手な口笛に聞こえるかもしれないがわたしには良い方に解釈した。「マイルス」ではベースが他の楽器から独立しているしピアノの質感やトランペットのツヤも良好。「長岡京」においても各楽器のバランスの良さや瞬発力が見事だ。ひとつ気になったのは、どの曲もリズムが「急ぎ足」に聞こえたところだ。「そう慌てなさんな」と声をかけたくなるような気になったのは私だけかな?
● 馬場健一
(間接音の微細な表情が良く出る)
繊細で、間接音など微細な表情が良く出るが、音場の奥行間はやや浅く、甘さも若干ある。分解能や音の抜けは抜群とは言えないが、良い方だ。低域は僅かにこもった感じがあり、独特の音色も感じるが、なかなか良いタップだ。とは言うものの、他のタップと同様、家電品延長コードとの違いは微妙なものだ。家電品は中高域に僅かに色が付くが、微細な表情や分解能はトップクラス。今、一部のオーディオ製品の中には、金属を排し、木材やアクリルで機器を構成しているものがあるが、それらと同じやり方が電源タップにも有効なのだろうか?
● 深川響司
(自然で質の高い再生をする)
「リビングストン・テイラー」での、ヴォーカルの音像は高さ方向が充分出て、フォーカスも良い。ギターも柔らかい響きながら芯もしっかりした再生で、抜けも良い。「マイルス」も拍子抜けするほど誇張間が無くナチュラルな再生だが、楽器の分離も明瞭で、リズム感も良く出ていた。「長岡京アンサンブル」では、サウンドステージの拡がりに優れ、テンポの緩急もよく解る。一寸聞いただけでは特徴はつかみづらいが、とても自然で、質の高い再生をする製品だと感じた。
● 村井裕弥
(リアルに聴こえる、音量感もピカ一)
「インク」の冒頭の口笛は、かすれ声がかなり多め。その分、他の音もリアルに聞こえる。キレは、上の中から下。無理にキレ(オーディオ的快感)を強調しないタイプだ。「サムデイ・マイ・プリンス・ウイル・カム」は、タップのランクを上げるごと、ベースがよく聞こえるようになり、このレベルに至って、ついにシンバルを追い越した。ピアノの立ち上がりもかなりのものだが、不自然なほど立ったりはしない。長岡京アンサンブル「アイネ・クライネ」冒頭は、どわっ!と「大爆発」。音量感のデカさ、ピカ一。音色、あたたかめ。
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A&Vビレッジ 52号より引用 |
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A&Vビレッジ 52号 「マニアが聴きたがっていた電源ケーブル」の試聴レポート |
● 藤岡誠
(さすがカイザー、そのリティーが高い)
さすがカイザーと言うべきかも知れない。弦楽合奏が鳴り始めた瞬間にソノリティーの高さが解る。ワイドレンジ。ハーモニックスがきれいに伸びるのでレンジの演出効果がある。ピアノもリアル。フォルテピアノもストレートな響きだ。声楽も瑞々しさがあり伴奏ピアノもきれいに展開する。低域も制動力を伴った上で量感が充分で重心も低いのだ。S/N感も良好。SACDにおいてもバランスに破綻が無くワイド。低域は薄くなるかも。推薦。
● 川村正行
(高いが納得できるケーブル)
カイザーサウンドでも1Sとは大違いでアル。電源コードにこれだけ投資するかということもあるが、納得できる内容をもつ。全体域に渡ってバランスがいい。全体に音が滑らかで厚みがあり、音場を出す。即物的に音が聴こえるのではなく、広がりとニュアンスがきちんと着いてくるのだ。立ち上がりは明確だがきつさはなく、表現力も豊か。低域も力強く、中高域とのバランスもいい。ソフトを選ばず、確かな音を聴かせた。
● 村井裕弥
(思わず頬がゆるむ)
イタリア合奏団を聴くなり、頬がゆるむ。同社の1Sで気になった、やや高域よりのバランスが、完全に調整されているのだ。低域から高域まで、しっかり音色が揃い、間接音の程よいふくらみも魅力的。「月光」は、結構抑え目に弾いている印象だが、渋めの響きにしっかり味わいがのってるから、説得力が強い。この調子で行くと、フォルテピアノは角が丸まるかな、と予想したが、いい方向に裏切られて満足。ズバリ大推薦。
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A&Vビレッジ 52号より引用 |
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透明で優れたレスポンス陰影が深く雄大な展開だ。 |
テスター 福田 雅光 |
ローゼンクランツの最高級、極太構造の電源ケーブルである。ケーブル構造は線径0.6mm銅単芯7本を導体の単位とし、1ペアーで構成したのが、もっとも安いAC-1Sである。
3EXはこれを3本パラレルに接続して構成したタイプである。導体の物量投入は中低域のエネルギー密度を高め、格段にボリュウムを増してくるが、中・高域とのバランスが設計のポイントでもある。
3EXはオーソドックスなバランスを軸に、厚く奥行きを豊かに表現する特徴があり、透明度を十分に確保、レスポンスに優れているのが魅力である。
中間帯域を活き活きとクローズアップし、立体感を感じさせる陰影の深さを備えている。分解力はもう一つ欲しい印象だが、ゆったりとした雄大さで、独自の世界を持っている。
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オーディオアクセサリー・・・・93号より引用 |
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