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最高級カートリッジリード線 新発売!

今アナログが静かな盛り上がりを見せています。アナログ音楽を愛する方はハードもソフトもとても大切にします。ソリッドなデジタルサウンドの音とは違う生々しさと自然な響きは、聴けば聴くほどその奥深い音の魅力に引き込まれます。

ローゼンクランツのリード線を是が非でも創って欲しい! そんな熱烈なラブコールを頂いたのが開発の導火線となりました。カートリッジも100万とかいう製品が出現したせいで、今では20万30万の物にも驚かなくなりました。

針で受けた微弱な振動を磁石と発電コイルによって音楽に生まれ変わらせるのがカートリッジの仕事です。だからその部分にお金を掛けるのはずっと以前から変わっていません。しかし、その音楽の生まれたての赤ちゃんをしっかりと育てなければ元気な子には育ちません。背は二か月で10センチも伸び成長の早さは目を見張ります。その栄養たっぷりの母乳に相当するのがシェルリード線です。

そのリード線の頂点を極めるべくローゼンクランツの独自技術(方向性、加速度組立、色のエネルギー、長さの塩梅等)を、僅か50ミリ弱の長さの中に惜しみなく投入し開発しました。今までの常識が根底からひっくり返るでしょう。

体験者の感動のレビューもご覧下さい。

◆LE-Bas1
本体価格 \10,000

◆LE-Ref1a
本体価格 \30,000

◆LE-Ref1b
本体価格 \60,000

◆LE-Ref1c
本体価格 \100,000


ANAROG 2014 49号で紹介されました。

LE-Ref1a

電気エネルギーの正体 (フォノリード線)


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カイザーサウンド有限会社
担 当 貝崎 静雄(かいざき しずお)
E-mail info@rosenkranz-jp.com
Hiroshima Tel 082-230-3456

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缶詰音楽(LPレコード)から失われた音楽と空気を取り戻す
Rosenkranz フォノピックアップリード線

DAIBUTSU/LOTUS以来、長くアナログオーディオ用の製品が途絶えていたRosenkranz。先日アナログファン待望のフォノケーブルが発売されたと思ったら矢継ぎ早にフォノカートリッジ用リード線を開発中というので、貝崎氏から筆者に試聴の依頼が飛び込んできた。

筆者は大学生の時にCDが発表された世代でアナログを知っているデジタル世代とも言うべき中途半端な世代だが、アナログレコードへの愛着は捨てがたく、クラシックから昭和歌謡まで中古レコードをせっせと収集し、夜な夜な黒いお皿に針を落とすことを夜毎の歓びとしている重篤なアナログ病患者ということで白羽の矢が立ったのだろう。

リード線は若いころに流行った銀線に始まり、OFC,OFFC,8N・・・・と、種々試してみたが結局は普通の銅線に戻ってしまい、今はヴィンテージ線を使ったものに落ち着いている。

貝崎氏から送られてきたリード線は3種。いずれもRosenkranzのケーブルの素線を使ったもので、下記の3種。長さはいずれもカイザー寸法の42mm。

@ Swing素線x1
A Reference1素線X2 プラチナ端子
B Reference1素線X2金メッキ端子


カートリッジ

試聴に際しては手持ちのカートリッジの中からフィリップスのGP922をチョイス。70年代末期から80年代初期の製品でご存知ない方が多いかもしれないが、欧州製らしい柔らかな音色で、MCとしては余り分析的でないところが気に入っている。シェルはフィリップス純正の音叉形。リード線はWEのヴィンテージ線に換えてあるが、これをRosenkranz製に付け替えての試聴になる。

ディスク

試聴に使ったLPは、2009年に肺がんのため69歳で亡くなったケニー・ランキンの77年の名作、”THE KENNY RANKIN ALBUM”/Kenny Rankin(邦題「愛の序奏」)。

フランク・シナトラのアレンジャーとして知られるドン・コスタのアレンジはケニーの歌声と同じくジェントルでデリカシーに富み、アコースティック楽器中心の編成で電気楽器は最小限しか使われていない。

加えて、ウェザーリポートのヘヴィーウェザーやブラックマーケット、マディ・ウォーターズのフォークシンガー等のアルバムのエンジニアであるロン・マロの手になる録音は温かみがありニュアンス豊かな、物理特性と音楽性が見事にバランスした名録音。学生時代から溝が擦り切れる程聴いている愛聴盤である。


再生システム

ターンテーブル 英GARRARD401
トーンアーム FR-54
キャビネット大阪ケーブルLEAD CONSOLE
フォノケーブル米1940’S OLD BELDEN(945mm)
プリアンプ仏AMPLITON
メインアンプROSENKRANZ P-1
スピーカーシステムROSENKRANZ MAESTRO
ケーブルROSENKRANZ(トーンアームケーブルを除く)

フィリップスGP922での試聴

@ Swing素線x1
針を盤面落とした途端、いきなり生ギターの生々しい響きに引き込まれる。
繊細な歌声は伸びやかに天井知らずに上昇していく。
抑制が効きつつも力強く足取り確かなベース。
まろやかで暖色系の木管。
繊細で包み込むような弦はときに空間に漂うが如く。
全体に響きの美しさと抑揚感が増し、表現力が増す
現代の新線でありながらヴィンテージ線的な味わいをも感じる。

A Reference1素線X2 プラチナ端子
Swing素線x1の音をそのままに情報量が増す。
感情表現がさらに高まり、スケール大きい表現でオーケストラの空間描写が見事で、
これ以上何を望むのだろうと思う程の素晴らしさだ。
このまま音楽を楽しんでいたい気持ちを抑えBに付け替える。

B Reference1素線X2金メッキ端子
Aより更に細やかで表現力深まり、より温かみのある音。
消え入る余韻のなんという美しさよ!
軽やかさと力強さの双方を表現し、さらに乗りの良さまで加わる。
ここまで来るともう筆舌に尽くしがたい。これまではリード線の部分でレコードの美味しいところが消えていたとしか思えないのである。
試聴といいながら結局アルバムの最後まで聴いてしまう。余りの素晴らしさに冷静さを失い、これ以降はもう「試聴」にならない状態なのでどうかご勘弁して読んでいただきたい。


DL−103に移植してジャズを聴く

夕食後はジャズが聴きたくなり、ジャズ用として使っているデノンDL-103にBREFERENCE+金チップを移植した。ヘッドシェルはオーディオテクニカの13g。

ターンテーブルに乗せるはハードバップの傑作にしてブルーノートの名盤”ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS”(BST-4003)。十代から親しんだこの盤が堪能できないといくら高価なものでも失格である。

アート・ブレーキーのドラムの力強さが増す。これは予想どおりである。

おお、なんとマックス・ローチのようなハイスピードなドラミング!これは予想外だ。ブレーキー親分、豪快なだけではないのだ。打音と打音の間にこだまのように音が入るように聞こえるが今までリード線の段階で失われていて聞き落していただけなのか?

そしてシンバルやブラッシュワークの切れの良さ、シズル感、余韻の美しさ。その冴えた美音に酔う間もなく、ブレーキー御大が全身全霊でシンバルを打ち込むと鈍い光を放つ真鍮がグイッと圧縮され、平和ボケにっぽんの私は石持て打たれたが如く打ちのめされる。その次の瞬間、澄んだ音と濁った音が同時にマグマ噴火の如く発せられ、音とともに金属粉がきらきらと飛び散るのである。その音は色彩に富んでいて、金、銀、白金、時に黒っぽいものや赤っぽいものまで飛来してまばゆく、恍惚の境地に至る。

繰り返すがこれはDL-103である。何十万円もするような高価なカートリッジの試聴ではない。これまでに103の10倍以上の高価なカートリッジもいくつか使ってきたが今目の前で鳴っている103の音には到底及ばない。そう、アナログファンの諸君、朗報だ!もう高価なカートリッジは要らないのだ。


結論

カートリッジが発電したレコード信号はリード線からトーンアームに渡される時点でエネルギーが半減している。貝崎氏によるとリレー競技のバトン渡しが上手くいっていないのと同じとのこと。言い得て妙である。

このリード線で聴くと、かつて缶詰音楽と揶揄されたレコードには実は鮮度の高い音楽とその場の空気(エア)が詰められていたことが分かる。これまでは缶を開けた時点で酸化してしまっていたのである。

陳腐な表現だが、まさに目から鱗が落ち、長年の愛聴盤に新たな感動を発見する。レコードファンにはまさに無上の歓びだ。

このリード線に付け替えるだけで、貴方の使い古したシュアもオルトフォンも往年の輝きを取り戻すどころか、現代の高価でハイスペックなカートリッジを音楽性で凌駕するだろうし、現代のクールなカートリッジにはアナログ全盛期の力みなぎる音と温かな肌触りを与えるだろう。

音楽を愛してやまないすべてのアナログオーディオファンにお薦めしたい逸品である。

栫 道虎



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リード線の感想です

----- Original Message -----
From: "K.W"
To: <info@rosenkranz-jp.com>
Sent: Wednesday, September 9, 2015 23:50 PM
Subject: リード線の感想です

貝崎様

リード線はいよいよ素晴らしさを発揮してきました。

性能や素性の良さに加えての素晴らしい音楽性。

付帯音などなく、それでいて響きはとても豊かです。


響きの広がり方、消え方、そういったものが極めて自然なのですね。だから抑揚をとても上手く表現して演奏に引き込まれます。音楽のダイナミクスが一気に増す場面での表現力たるや圧巻で、凄いエネルギーが一切淀むことなく溢れ返ります。

加速度組み立て=エネルギー発生装置というのがまさに実感されました。さらに音楽表現の複雑で微細な表情もしっかりと出ているのが素晴らしいですね。これまで試した単線系のリード線はどれも音楽をシンプルにしてしまうきらいがありましたが、これはまるで違います。

初期盤に刻まれた途方もない情報量を遺憾なく展開してくれます。これまで使っていた特注のリード線も実に良いものでしたが、これと聞き比べると余計な付帯音があった事がわかってしまいます。このリード線は音楽だけを響かせているのが良く分かりますね。世にあるリード線のなかでも間違いなくベストでしょう。

導入を決めましたのでお見積もり頂けますでしょうか。他のカートリッジにも付けたいと思いまして、今のところ追加で3つ、計4セットを考えています。(内一つはカートリッジに直接半田付けするタイプですのでまたご相談させてください)そして、出来ればまた貝崎様自身に製作して頂きたいのですがお願いできますでしょうか。


どうぞよろしくお願いいたします。


K.W



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